ひょうたん島周遊船の電動化に向けた実証実験
徳島市は、134本もの河川が市内を流れる全国有数の「水都」であり、ひょうたん島周遊船は年間約5万人の市民や観光客が利用するなど、水都とくしまを象徴する地域資源として定着しています。

今後、周遊船を持続可能な地域資源としてさらに発展させるには、カーボンニュートラルな運航体制を構築することが必要不可欠ですが、自動車分野に比べて、船舶分野ではまだ化石燃料による駆動システムが主流であり、脱炭素化の取組が進んでいませんでした。
そうした中、ひょうたん島周遊船の動力源を電動化するため、ヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市)との連携により、同社が開発に取り組んでいた電動推進機「HARMO」を活用して、実際の河川空間で運航した場合の安全性や耐久性、省エネ性能などのテストを行う実証実験に、令和4年度から取り組むこととなりました。

令和4年度は2回の試乗会、令和5年度は約4か月にわたる実証運航、令和6年度は総括となる試乗会を開催し、一般市民や観光客に新たな水上の楽しみ方を提案してきました。

実証実験の成果を踏まえ、令和7年6月に電動推進機「HARMO」が正式に国内で発売される見込みとなったことを受け、徳島市では、ひょうたん島周遊船の電動化を正式決定し、令和7年10月26日より本格運航を開始しました。
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リユース太陽光パネルの実証実験
太陽光発電に使用する太陽光パネルは、製品寿命が25~30年とされている一方、FITによる電力の固定価格での買取期間は20年間とされており、期間終了後は買取価格が大幅に下がるため、製品寿命が残っているにも関わらず廃棄処分に回される太陽光パネルが大量発生すると危惧されています。

このような状況を踏まえ、使用済み太陽光パネルのリユースを促進するため、喜多機械産業株式会社(徳島県徳島市)との連携により、令和6年度から「ライフル射撃場(徳島市入田町)」において、リユース太陽光パネルの実証実験に取り組んでいます。

ライフル射撃場の年間消費電力は約1万6千kWhですが、令和6年度の実証実験により得られた発電量は約7千kWhであり、年間消費電力の4割強をリユース太陽光パネルで賄うことが可能であるという実証結果を得ました。
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再生可能エネルギーを用いたHARMO艇への給電に係る共同研究
(HARMO艇×リユース太陽光パネル)
電動のひょうたん島周遊船「HARMO艇」が本格導入されたことを受け、喜多機械産業株式会社より、リユース太陽光パネルを用いたHARMO艇への給電に関する提案があり、令和7年10月より連携して取組をスタートさせることとなりました。
当面の間は、可動式のリユース太陽光パネルとポータブル蓄電池を周遊船乗り場に設置し、HARMO艇の運航に必要となる電力量のデータ収集を行うとともに、給電設備の設置場所をはじめとする理想的な給電体制に関する共同研究を実施し、その結果を踏まえて、再生可能エネルギーの導入に向けた検討を進めていきます。

なお、新たな外国製の太陽光パネルではなく、そのままでは廃棄される予定であった太陽光パネルを再利用することで、環境負荷が大きく低減されるとともに、国内資源の再循環によるサーキュラーエコノミーの確立にも大きく寄与することが期待されます。
さらに、将来的には国産の再生可能エネルギーとして大きな注目を集める「ペロブスカイト太陽電池」のような新技術の導入についても検討するなど、「SDGs未来都市・徳島市」のモデルとなる事業として、さらに大きく発展させていくことを目指します。








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