ひょうたん島周遊船の新艇披露・試乗会
徳島市の中心部で運航されているひょうたん島周遊船に、次世代電動推進機「HARMO(ハルモ)」を搭載した新艇「HARMO艇」が仲間入りしました。
この記事では、10月26日(日曜)からの一般運航開始に先立ち、10月24日(金曜)に関係者を招いて開催された「新艇披露・試乗会」の様子をお伝えします。
徳島市とヤマハ発動機株式会社の包括連携協定締結式

新艇披露に先立って、本事業の連携パートナーであるヤマハ発動機株式会社のマリン事業本部国内事業推進部の吉田部長をお招きし、徳島市とヤマハ発動機株式会社の包括連携協定締結式を執り行いました。
同社とは、徳島市が令和4年5月にSDGs未来都市へ選定されて以降、ひょうたん島周遊船の電動化に向けた実証実験を重ねてきており、今回の新艇導入を契機として、これまでの取組をさらに発展させるため、連携協定を締結することとなったものです。
SDGsの推進に関することをはじめ、水辺のにぎわいや交流の創出、脱炭素社会の実現、市政情報の発信など、幅広い分野で両者の連携を深めていきます。
新艇披露及び取組説明(ヤマハ発動機株式会社)
連携協定締結式に続いて新艇がお披露目され、HARMOの開発に携わられた、ヤマハ発動機株式会社開発統括部先行開発部電源グループマネージャーの前島さんから、HARMOの特長や造船コンセプトなどについてご説明いただきました。

造船コンセプトは、令和5年春の試乗会でも採用された「TERRACE(テラス)」です。
従来のガソリン船と比べ、電気で動くHARMO艇は非常に静かで、水の上を滑るように進むことが特徴です。速いスピードは出ませんが、水の音を感じながらゆっくり会話をしたり、街の景色を楽しみながら食事をしたりするのに最適です。
こうしたHARMOの特長を生かして、まるで水上テラスのような、新たな楽しみ方が広がっていくことを期待しています。
再生可能エネルギーの共同研究(喜多機械産業株式会社)

HARMO艇は電動船であるため、当然ながら、動かすためには電気が必要です。
普通の家庭用コンセントで充電できますが、よりカーボンニュートラルな運航体制とするためには、化石燃料由来の電力ではなく、可能な限り再生可能エネルギーを用いることが望ましいと考えています。
そうした中、喜多機械産業株式会社より、再生可能エネルギーを用いたHARMO艇への給電に係る共同研究について、事業協力の申出をいただきました。
喜多機械産業は、建設・農業・林業機械をはじめとした各種機器のレンタル、太陽光発電システムの施工など、幅広い事業を展開している徳島市内の企業で、徳島市とは令和5年10月に包括連携協定を締結し、市郊外に立地する「ライフル射撃場」において、リユース太陽光パネルの有効活用に向けた実証実験に取り組んでいます。
今回、ひょうたん島周遊船を電動化するに当たり、再エネ給電の実現性を徳島市とともに探るべく、リユース太陽光パネルを活用した共同研究に取り組んでくれることとなりました。

当日は、同社の喜多代表取締役社長より、リユース太陽光パネルの概要や地元企業として地域活性化にかける想いなどについてお話しいただきました。
テープカット
続いて、関係者によるテープカットが行われました。

まずは、ひょうたん島周遊船を30年以上にわたって運航している特定非営利活動法人新町川を守る会の中村理事長よりご挨拶をいただきました。

挨拶の後は、いよいよテープカット。
中村理事長をはじめ、遠藤徳島市長、ヤマハ発動機の吉田部長、喜多機械産業の喜多社長、そして、HARMO艇の導入に当たって徳島市へ多額のご寄附をいただいた阿波銀リース株式会社の岡部専務の5名により、テープにはさみが入れられました。
関係者向け試乗会

テープカットの後は、メディアをはじめとする関係者を対象とした試乗会です。
この日は天候にも恵まれ、非常に気持ち良い環境での試乗となりました。
試乗会には約40名の方にお越しいただき、徳島市の水辺に加わった新たなコンテンツの魅力を体験してもらいました。
今後、新たな周遊船が水都とくしまを象徴する地域資源として、より魅力的なコンテンツとなるよう、関係者が連携して取り組んでいきます。

今回の記事では、徳島市の水辺に新たに仲間入りしたひょうたん島周遊船「HARMO艇」の披露・試乗会の様子をお伝えしました。
この新しい周遊船が、ひょうたん島の豊かな自然とともに、持続可能な未来への希望を乗せて、多くの皆様に愛され続けることを願っています。
