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水平リサイクルに向けたペットボトル専用回収機の設置

増加するペットボトルの出荷量

 
飲料用はもとより、調味料容器など様々な製品に利用され、私たちの生活にもはや欠かすことのできない“ペットボトル”。
代表的な用途である清涼飲料用ペットボトルの出荷本数は過去20年間で1.5倍以上に増加し、2021年度における国内出荷本数は約234億本にのぼります。
 
 

リユースが難しいペットボトル

 
かつて飲料用の容器と言えばガラス瓶が主流でしたが、洗浄して繰り返し利用できるためリユースに適している一方、重く割れやすいため持ち運びには不便な面がありました。
その点、ペットボトルは軽量で丈夫なため、持ち運びが非常に便利だという特性があります。
しかしながら、ペットボトルは衛生面や費用面の問題から、そのままの状態でリユースをするのにはあまり適していない、といった課題もあります。
 
 

水平リサイクル「ボトルtoボトル」

 
リユースが難しいペットボトルですが、日本におけるペットボトルリサイクル率は88.8%(2020年度)で、米国や欧州と比較しても非常に高い水準にあります。

 
回収されたペットボトルはフレークやペレットなどの再生PET原料になったあと、繊維や包材などのペットボトル以外の製品にリサイクルされること(カスケードリサイクル)が一般的ですが、ペットボトル以外の製品にリサイクルされると、ペットボトルに戻ることはできなくなるため、恒久的なリサイクルを実現するには至っていません。
 
 

そうした中で注目されているのが、回収したペットボトルを高度な処理によりペットボトル用樹脂に再資源化し、再びペットボトルとして生まれ変わらせる“水平リサイクル”の取組です。
水平リサイクルであれば同じ製品の素材として再資源化され、品質を維持しながら資源を循環させていくことが可能となるため、サーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に向けて多くの企業が新たな技術開発に取り組んでいます。
 
 

セブン‐イレブンの店頭に回収機を設置

 
本市と包括連携協定を締結している株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、本市との公民連携事業として、令和5年5月22日より市内23店舗にペットボトル専用の回収機を設置し、ペットボトルの水平リサイクルに取り組んでいます。
キャップやラベルを外した状態のペットボトルを投入することで、リサイクル過程を経て、新たなペットボトルへと生まれ変わります。
さらに、ペットボトル5本につき、同社が発行する「nanacoポイント」が1ポイント付与されるため、楽しみながらSDGsの実現に貢献できる取組になっています。
また、回収機の前面には「SDGs未来都市・徳島市」ロゴマークに加え、鳴門教育大学附属小学校の児童が描いたポスターが期間限定で掲示されています。
(ポスターの破損などにより既に取り外されている店舗もあります。)
 


ペットボトルキャップも合わせて回収

 
回収機が設置された店舗では、店内にペットボトルキャップの回収箱も設置されています。
徳島市では、有限会社ハイプラ(徳島市応神町)が取り組むペットボトルキャップ回収・寄附活動に協力するため市役所1階にペットボトルキャップの回収箱を設置していますが、今回、セブン‐イレブン・ジャパンがこの活動に協力するという形で実現したものです。
 

一人一人の協力で成り立つ水平リサイクル

 
ペットボトルの水平リサイクルを促進するためには、私たち一人一人の協力が欠かせません。
飲み残しやたばこの吸い殻など異物を混入させない、キャップやラベルを外して中身を洗ってから回収に出す、といった点に気を付けながら、日常生活の中でできるSDGs活動として、ペットボトル水平リサイクルの取組にご協力ください。
 

HARMO艇実証運航 ~船体披露・関係者向け試乗会~

HARMOを搭載したカッターボート(ヤマハ発動機所有、乗員含む12人乗り)を使用し、様々な運航スタイルを検証する実証運航を、2023年8月12日から11月下旬まで開催しています。
この記事では、実証運航の開催に先立って8月11日(金・祝)に実施した、「船体披露・関係者向け試乗会」の様子をお伝えします。
 
今回の実証運航で使用する船舶には、船員を除いた乗客が10名まで搭乗可能です。
また、船内の中央にテーブルが配置され、そのテーブルを囲むようにベンチが両側に備え付けられています。
 

この日の試乗会では、昼間の運航に加えて、夜間のテスト運航も合わせて行いました。
涼しい夜風に吹かれながら、LEDアートで彩られた新町川に架かる橋を眺めるクルーズは、昼とはまた違った風景で私たちを楽しませてくれます。
 

ランタンの灯りに照らされて水上で楽しむ食事は、非日常感を感じられて格別です。
また、HARMOは非常に静かなため、同乗者との会話はもちろん、耳を澄ませば船が水を切る音もはっきりと聞こえてきます。
 

HARMO艇は通常のクルーズのほか、特定グループでの貸切運航や一般客を募集する企画運航など、幅広い用途で利用していただけます。
ぜひ、この機会に水都徳島の新たなコンテンツをお楽しみください!
 
■ 実証運航の概要はこちらから
 

【終了】ひょうたん島周遊船の電動化に向けた実証運航

徳島市では、「徳島市SDGs未来都市計画」に位置付けた取組みの一つとして、ヤマハ発動機株式会社が開発した次世代操船システム「HARMO(ハルモ)」を搭載した電動船を活用し、ひょうたん島周遊船の電動化に向けた取組を進めています。
 
昨年度も夏と春に計2回の試乗会を開催し、とくしまマルシェとのコラボレーションやまち歩きツアーでの活用、水上カフェ船の運航など、様々な取組みを実施しましたが、今年度も8月12日(土曜日)から11月下旬までの間、実証運航を実施します。
 
■ 昨年度の試乗会の様子はこちら
 
 

 水都とくしまの水上散策

 

実証運航に使用する電動船の旅客定員は10名で、船内の中央部分にはテーブルが配置され、テーブルを囲むようにベンチが備え付けられているため、船上で快適に飲食を楽しむことができます。
 
また、平均時速5km程度で進むため、ゆっくりと、静かに水上での時間を楽しみたいという方々に適した、グリーンスローモビリティとなっています。
 

実証実験に使用する電動船のデザインコンセプトは、徳島ひょうたん島クルーズ「プロムナード」です。
プロムナードには、「散策」や「散歩道」といった意味があります。
 
実証運航を通じて、水都とくしまの水上散策をお楽しみください。
 
 

 運航期間


 
令和5年8月12日(土曜日)から11月下旬
 
 

 乗船場所


 
新町川・阿波製紙水際公園 ひょうたん島クルーズ乗り場
 

 
 

 3つの運航スタイル


 
実証運航では、3つの運航スタイルを検証します。
 
通常運航
NPO法人新町川を守る会が運航するひょうたん島クルーズの一つとして運航します。
日時や料金は従来のクルーズと同じですが、コースは万代中央ふ頭の往復を基本とします。
【乗船料金】400円(小学生以下は半額)
【所要時間】約30分
【発着場所】新町川・阿波製紙水際公園ボートハウス前
【利用申込】不要
【問合わせ】090-3783-2084(新町川を守る会)
 

貸切運航
会社の同僚や友人など、特定グループでの貸切運航にご利用いただけます。
時間や運航コースは自由設計。船内への飲食の持ち込みも可能です。
【貸切料金】10,000円/時間・隻(税込)
【利用定員】10名まで(船員除く)
【発着場所】応相談
【利用申込】5日前までに事前申込
【問合わせ】090-3783-2084(新町川を守る会)
 

企画運航
鑑賞ツアーやカフェクルーズなど、一般客を募集する企画運航にご利用いただけます。
徳島市に申請を行い、承認を受けた企画については利用料を無料とします。
【利用料金】無料(※市の承認が必要)
【利用時間】2時間以内
【主催団体】旅行代理店、ホテルなど
【申請期限】運航日の2週間前まで
【問合わせ】088-621-5569(徳島市SDGs推進室)
 

 企画運航の申請方法


 

申請書類
HARMO艇実証運航に係る企画運航申請書
 

申請先
徳島市企画政策部 SDGs推進室
〒770-8571 徳島市幸町2丁目5番地(市役所8階)
TEL 088-621-5569  FAX 088-624-0164
Eメール kikaku_seisaku@city-tokushima.i-tokushima.jp
 

申請方法
電子メール、郵送・持参
(持参の場合は平日8時30分から17時まで)
 
※ 申請いただいた企画を審査し、市が認めた企画についてはHARMO艇の利用料を無料とします。ただし、主催者に対する市からの費用補助はありませんので、参加料を徴収することなどで対応してください。
 
■ 船体披露・関係者向け試乗会の様子はこちら
 
■ HARMO艇実証運航チラシ
 
 

 HARMOプロモーションビデオ(ヤマハ発動機㈱制作)


 

 
 

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