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公用車シェアリングの実証実験

自動車業界の指針となるCASE

 
自動車業界で最近耳にする機会が増えてきた言葉の一つに「CASE(ケース)」があります。
自動車産業の今後の動向を示す重要なキーワードで、Connected(自動車のIot化)、Autonomous(自動運転)、Shared&Services(カーシェアリングとサービス)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語です。
 

広がるカーシェアリング

 
従来、車は「所有するもの」という考え方が普通でしたが、近年、この考え方は変わってきており、車は「共有するもの」という考え方が芽生えつつあります。
そのような中、CASEの一つであるカーシェアリングの取組が広がっており、近年では多くのレンタカー会社やコインパーキングの運営会社が事業に参入するなど、日本でも身近な存在になりつつあります。
個人がそれぞれ車を所有するのではなく、一台の車を必要な時間だけシェアして使用するという新しい車の乗り方は、無駄な消費を減らし、エネルギーの削減や資源を大切にするSDGsの理念に沿った動きと言えます。
 

シェアカーとレンタカーの違い

 
シェアカーもレンタカーも、一定時間、他人が所有する車を有料で借りるという点では同じですが、その利用方法などにはそれぞれ特徴があります。
例えば、レンタカーの場合は半日以上のレンタル時間が一般的であるのに対し、シェアカーではもっと短い、15分程度から料金が設定されています。
また、レンタカーの場合は対人サービスが基本となるため借りる際に店舗へ行く必要がありますが、シェアカーはスマートフォンですべての手続きが完了し、鍵もスマートフォンを使うため、利用手続きが簡単であることも特徴です。
今後、観光目的などでの利用はもちろん、例えば車を所有せず、週末に買い物があるときだけシェアカーを使って出かける、といったライフスタイルが定着するかもしれません。
 

公用車配置台数の最適化

 
現在、徳島市役所には約130台の公用車が配置されていますが、その利用状況には時期によって差があることに加え、市役所が閉まっている休日にはほとんど利用されていません。
その一方で繁忙期には公用車が不足し、業務に支障が及ぶこともあるなど、公用車配置台数の最適化が課題となっています。
 

公用車シェアリングの開始

 
こうした自動車業界を取り巻く環境や本市の状況を踏まえて、本市では日産サティオ徳島との包括連携協定締結を契機とし、具体的な連携事業として公用車シェアリングの実証実験に取り組むこととしました。
今回の実証実験により、事業者にとっては新たなサービス展開に向けた足掛かりを作るとともに、本市にとってはより効率的に公用車を配置することが可能になると期待されます。
なお、自治体が所有する公用車をシェアカーに活用する取組は全国各地で行われていますが、本市のように民間事業者が保有する車両を自治体が無料賃借する形での実施は珍しく、四国では初の取組(2023年3月7日時点)となります。
 

公用車を休日はシェアカーとして運用

 
協力企業から5台(日産NOTE3台、日産DAYZ2台)の車両が無償提供され、平日は公用車として、市の休日は地域住民や観光客が利用可能なシェアカーとして運用します。
平日は市の職員が従来の公用車と同じ仕組みによって予約・利用することが可能で、物理キーを使って利用します。
また、休日は、J-ウィングレンタリースが管理・運営を行っているシェアリングサービス「スカイレンタカー・スマートサービス」を活用し、スマートフォンを鍵として利用することでシェアカーとしての提供を実現します。
 

トクシイステーションOPEN

 
公用車としての効率的な利用と観光客などの利便性を考慮し、車両設置場所はJR徳島駅と徳島市役所の中間地点(NHK徳島放送局前)としました。
 

 

また、徳島市との連携事業であることが分かるよう、ステーション名は徳島市イメージアップキャラクター「トクシィ」とコラボした「トクシィステーション」としています。
 

運行データの可視化

 
公用車利用の際に得られた運行データと既存公用車の運行データを併せて分析することで、公用車の適正台数を算出し、将来的な公用車の削減に繋げるとともに、安全運転管理にも活用します。
 

また、シェアカーを利用した一般利用者の運行履歴を匿名データとして収集することで、走行経路、立ち寄り観光地などを分析し、観光資源開発の一助とします。
 

災害対応車両としての活用

 
さらに、これらの車両は平常時の運用に加えて、大規模災害が発生した場合等には、避難施設への緊急物資輸送手段として活用します。
将来的には、EV車を導入し、避難場所等への外部給電としての活用に繋げます。
 

シェアリングエコノミーの普及

 
シェアリングエコノミーとは、個人・組織・団体等が保有する何らかの有形・無形の資源(モノ、場所、技能、資金など)を貸し出し、利用者と共有(シェア)する新たな経済の動きのことを言います。
本プロジェクトで取り組むカーシェアリングもシェアリングエコノミーの一つですが、インターネットやスマートフォンの普及により、今後、その市場規模は大きく伸びていくことが期待されています。
本市はこのプロジェクトを通じて、限りある資産を有効活用するシェアリングエコノミーの普及を図り、SDGsの実現を目指します。
 

HARMO試乗会第二弾 ~水上CAFEテラス~

HARMOを2機搭載したひょうたん島周遊船と同じ形のポンツーンボート(ヤマハ発動機所有、乗員含む10人乗り)を使用し、新しい「コト(使い方・体験)」を検証する試乗会を2023年2月26日から3月11日まで開催しました。
この記事では、3月11日(土曜)に「パンとコーヒーときどきビール」の会場にて開催した「水上CAFEテラス」の様子をお伝えします。
 

 

このイベントは、今、徳島で注目を集めているコンテンツ「パン」と「コーヒー」と「クラフトビール」を楽しむために企画された、今年が初開催となるイベントです。
穏やかな晴天に恵まれ、20°を超える春の陽気となったこの日、イベント会場となったしんまちボードウォークはパンやコーヒー、そして、ときどきビールを楽しむ多くの人たちでにぎわいました。
 

今回のコンセプトは「水上CAFEテラス」。
イベント会場で購入したコーヒーやパンを片手に、水上の散歩を楽しみました。
HARMOには、非常に静かで、ゆっくりと川の上を滑るように進む特性があります。
まるで水上を散歩するように、いつもと違う風景に囲まれて飲むコーヒーは格別です。
 

また、乗船いただいた皆さんに電動船を使ってやってみたいことのアンケートを行いました。
花見や花火などの「鑑賞クルーズ」が最も多く、「音楽クルーズ」や「カフェ・バルクルーズ」が続くという結果になりました。
アンケートにお答えいただいた皆さん、ありがとうございました!
 

この日でHARMO試乗会第二弾はすべての予定を終了しました。
試乗会を行った約二週間の間に、延べ400人を超える皆さんにご乗船いただいたほか、乗船されなかった方々にも水上から新たな楽しみをお届けしました。
多くの人々に、HARMOを搭載した電動船ならではの魅力や使い方を目一杯体感していただけたのではないでしょうか。
 

水都徳島を象徴する資源として、さらに進化していくひょうたん島周遊船に皆さんご期待ください!
 

HARMO試乗会第二弾 ~蜂須賀桜観桜ツアー~

HARMOを2機搭載したひょうたん島周遊船と同じ形のポンツーンボート(ヤマハ発動機所有、乗員含む10人乗り)を使用し、新しい「コト(使い方・体験)」を検証する試乗会を2023年2月26日から3月11日まで開催しました。
この記事では、3月5日(日曜)にツーリズム徳島主催のまち歩きツアーと連携して開催した「蜂須賀桜観桜ツアー」の様子をお伝えします。
 

 
徳島中央公園の北岸が面する助任川沿いには「蜂須賀桜」が立ち並んでいます。
蜂須賀桜は早咲きの桜として有名で、毎年3月上旬から中旬にかけてその花を楽しむことができます。
まだ咲き始めの時期でしたが、華やかなピンク色の花びらが水辺を彩り始めていました。
 

臨時の船着場が助任川に設置されました。
 

HARMO艇の到着です!
 

この日は蜂須賀桜に加えて徳島県阿波踊り協会徳島支部による阿波おどりイベントが開催されており、ツアー参加者は蜂須賀桜に加えて、阿波おどりの鑑賞を楽しみました。
 

HARMOは動力源が電力であると同時に、モーターを水中に配置してゆっくり回転させているため、運航中もほとんどモーター音を感じることなく静かに乗船することができます。
最高速度が10km程度で非常にゆっくりと、水上をすべるように静かに進むHARMO艇は、船上での会話を楽しみながら街の風景を楽しむのに適しています。
今後、様々なツアーと連携しながら、HARMOの特性を生かした街の楽しみ方を提案していきます。
 

注:写真は満開時(2023年3月11日撮影)のもの
 

HARMO試乗会第二弾 ~水上JAZZコンサート~

HARMOを2機搭載したひょうたん島周遊船と同じ形のポンツーンボート(ヤマハ発動機所有、乗員含む10人乗り)を使用し、新しい「コト(使い方・体験)」を検証する試乗会を2023年2月26日から3月11日まで開催しました。
この記事では、2月26日(日曜)にとくしまマルシェの会場にて開催した「水上JAZZコンサート」の様子をお伝えします。

 

 

徳島市中心部の新町川沿いに整備されたボードウォークを中心に、毎月最終日曜日に開催されている「とくしまマルシェ」。
この日のマルシェのテーマは「いちごとフルーツトマトフェア」。
まだまだ寒い中でしたが、新鮮な果物をはじめ、いちごをつかった珍しいスイーツなどを求める人々で朝早くからにぎわいました。
 

いよいよHARMO艇が出航です!
 

この日、演奏を披露してくれたのはJAZZバンド「コティブランド」から、ボーカルの正木さんとギターの金岡さんのお二人です。
金岡さんが奏でる軽やかなエレアコの音色に乗せて、正木さんの伸びやかな歌声が会場に響き渡りました。
 

今回の企画では、電動船ならではの静かさや安定性を生かして、船を水上ステージとして活用する試みを行いました。
HARMOの特性としてドライブユニット下部が大きく動くため、その場での360°回転や横移動など、従来の周遊船ではできなかった動きを実現することができます。
そのため、歌い手が同じ方向を向いたままでも、あらゆる角度のお客さんをステージの正面に配置することが可能になりました。
今後、こうしたHARMOの特性を存分に発揮できるような取組を行い、新たな水上の楽しみ方を提案していきます。
 

ひょうたん島周遊船の電動化に向けた実証実験

船舶分野の脱炭素化に向けて

 
2020年、日本政府は「2050年までに、温室効果ガスの排出実質ゼロ」という目標を示しました。
日本のCO2排出量のうち17.7%(2020年度)は運輸部門からであり、その大半を占める自動車については、ハイブリッド車やEV車など、動力の脱炭素化に向けた動きが目覚ましく進んでいますが、船舶についても、近年は大型船などで新たな燃料を動力とする船の開発が加速しており、自動車に続く脱炭素化の波が訪れています。
 

水都徳島の象徴「ひょうたん島周遊船」

 
徳島市は四国一の大河・吉野川をはじめ、大小134の河川が市内を流れる、全国にも類を見ない水都です。
かつて蜂須賀家正公が川に囲まれた地の利を生かして徳島城を築城し、江戸までの往来に舟運を活用するなど、地理的にも歴史的にも船が大きな役割を果たしてきました。
そんな徳島市では、中心市街地を流れる新町川と助任川に囲まれた「ひょうたん島」の周囲をめぐる「ひょうたん島周遊船」が運航されており、年間5万人以上が乗船するなど、水都徳島を象徴する地域資源として定着しています。
 

ひょうたん島周遊船の電動化

 
この「ひょうたん島周遊船」について、現在、ヤマハ発動機と連携して電動化に向けた実証実験を行っています。
実証実験に当たっては、同社が開発した電動推進ユニットとステアリングシステムなどを統合した新しい操船システム「HARMO」を周遊船に搭載し、動力源を電力へと切り替えることで脱炭素化を図ると同時に、電動船ならではの静かさなどを生かした、新たな水上の楽しみ方を提案することとしています。
今回の実証実験により、事業者にとっては新製品の市場開拓に向けたデータ収集を行うことができるとともに、本市にとってはひょうたん島周遊船を持続可能な資源として進化させていくことが可能になると期待されます。
 

次世代操船システム「HARMO」

 
HARMOには次のような特徴があります。
○モーター駆動はリムドライブ方式(※インペラ翼のリム部に搭載されたモーターによりインペラを駆動する方式)を採用。同方式は低速においても強い推進力が出せるとともに、振動が少なく、快適に操船することが可能。
○ドライブユニット下部が大きく動くステアリング機構を備え、ジョイスティック操作によって、その場回頭や横移動などが簡単に行うことができる。
○電動であることから、設置が容易で静粛性が高く、環境適性に優れる。
 

 

電動化に向けたステップ

 
ひょうたん島周遊船の電動化は、次のステップで進めることとしています。
 
ステップ1.試乗会の開催(2022)
まずは電動船を広く知ってもらい、その特性や利用方法などについて考えるため、ヤマハ発動機が保有する電動船を貸与してもらい、試乗会を行います。
乗船は無料ですが、有料コンテンツなどとの組み合わせを試みることで、これまでにはなかった水上の楽しみ方を模索します。
 

<試乗会第一弾>
HARMOを搭載した小型電動船「エンクハウゼン艇(ヤマハ発動機所有、乗員含む7人乗り)」を使用し、各種データを収集するための無料試乗会(両国橋北詰ボートハウス前から春日橋までの往復約1km)を2022年8月11日から19日まで開催しました。
 

<試乗会第二弾>
HARMOを2機搭載したひょうたん島周遊船と同じ形のポンツーン船(ヤマハ発動機所有、乗員含む10人乗り)を使用し、新しい「コト(使い方・体験)」を検証するための無料試乗会を2023年2月26日から3月11日まで開催しました。
なお、今回使用したボートには、ヤマハ発動機のプロダクトデザインを手がける「GK京都(京都市)」のプロデュースにより、徳島市オリジナルデザインが施されました。
デザインコンセプトは「TERRACE(テラス)」です。
 

また、第一弾の取組に加えて、第二弾では各週末に様々なイベントやツアーとコラボし、HARMOの特性を活かしたこれまでにない水上の楽しみ方を提供しました。
 
○ 2/26(日) とくしまマルシェの会場にて「水上JAZZコンサート」を開催
 

○ 3/ 5(日) ツーリズム徳島主催のまち歩きツアーにて「蜂須賀桜の観桜ツアー」を実施
 

○ 3/11(土) パンとコーヒーときどきビールの会場にて「水上CAFEテラス」船を運航
 

ステップ2.実証運航の実施(2023)
2022年度はHARMOの特性を知ってもらうため無料の試乗会を開催しましたが、2023年度はその取組をさらに前進させるため、様々な運航スタイルを検証する実証運航を、2023年8月12日(土)から11月下旬までの間、実施しました。
今回使用するボートにも「GK京都(京都市)」のプロデュースにより、徳島市オリジナルデザインが施されました。
今回のデザインコンセプトは「Promenade(プロムナード)」です。
 
■ 実証運航の概要はこちらから
 
○ 8/11(金・祝) 船体披露・関係者向け試乗会を開催
 

 

持続可能なモビリティを目指して

 
HARMOはガソリンエンジンのようなスピードは出ず、最高速度は約10km(ガソリンエンジンの場合は約30km)に留まります。
そのため、現在のひょうたん島を一周する使い方の代替動力として活用するのではなく、スローモビリティならではの特性を生かした新たな水上の楽しみ方を考えます。
具体的には、試乗会や実証運航の結果も踏まえながら、HARMOならではの静かさなどを生かして、船をカフェのように利用してみたり、船の上をイベント会場として利用してみたりすることが考えられます。
こうして将来的に徳島ならではの体験ができるコンテンツとして成長させていくことができれば、船に乗ることを目的として、これまで以上に多くの人々が徳島市を訪れるようになることも期待されます。
 
今後は、太陽光発電など再生可能エネルギーの発電装置を船着場に整備し、完全にカーボンニュートラルな運航を実現することで、「ひょうたん島周遊船」を水都徳島を象徴する持続可能なモビリティとして進化させていくことを目指します。

「メルカリShops」を活用した自治体不用物品の販売

循環型社会の実現に向けた3Rの推進

 
ごみを減らすためには3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取組を推進していくことが重要です。
徳島市ではこれまで、ごみ減量徳島市民大作戦と銘打った啓発活動をはじめ、生ごみ処理機の購入助成、エコステーションの開設、ゴミ分別促進アプリの運用などにより、ごみの減量や再資源化などに取り組んできました。
現在、徳島市におけるごみの排出量は年間約9万トンで、市民一人当たりでは一日1kgのごみを排出している状況にありますが、市民による分別の徹底や事業者における容器の軽量化などの取組が進んできたことを背景に、市民一人当たりのごみ排出量は年々減少しており、3Rのうちリデュース(発生抑制)やリサイクル(再資源化)の効果が目に見える形で表れています。
 

様々なメリットのあるリユース

 
しかしながら、リユース(再利用)についてはまだまだ十分な取組を行うことができていなかったため、市民の皆さんを巻き込んだ形でリユース文化が根付いていくよう、新たな取組を行うことが必要と考えています。
なお、リユースには次のようなメリットがあります。
○ ゴミの量を減らすことができる。
○ モノの生産が抑えられ、原材料となる資源の浪費を防ぐことができる。
○ 輸送や処理、製造過程の二酸化炭素を減らすことができる。
○ 形を変えないため加工にかかる新しい資材やエネルギーを必要としない。
○ 不用品を売買することで新たな経済取引が活性化する。
 

SDGs「つくる責任 つかう責任」

 
不用品として処分されるものを繰り返し使うリユースは、特にSDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」の達成と密接な関係にあります。
例えばターゲット12.5では、「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。」という目標が掲げられています。
リユースを通じてゴミや二酸化炭素の排出量を減らすことが可能であり、SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」の達成に、リユースは大きな役割を果たすことができると言えます。
 

日本の家庭に眠る“かくれ資産”

 
メルカリが日本全国の家庭に眠る“かくれ資産(1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管しているモノ)”の総額を算出したところ、推計結果は約43兆7,269億円となりました。国民一人あたりでは34万5,246円になります。
 
また、地方別でみると、特に中国・四国地方は“かくれ資産”が多いエリアとなっており、私たちが住む徳島市の家庭内にも多くの資産が眠っていると推測されます。
 
(参考)メルカリ「2021年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”調査」
 

リユース文化の浸透に向けて

 
このように日本の家庭には多くの資産が活用されず、眠ったままの状況となっています。
SDGsの達成に向けては、これまでの大量生産・大量消費の社会構造から脱却し、限りある資源を大切に使い続ける社会へと変わっていかなければなりません。
そのため、まずは行政自らがリユースに積極的に取り組むとともに、民間事業者などとも連携しながらリユース促進に関する情報提供や啓発活動を積極的に行っていきたいと考えています。
 

徳島市「メルカリShops」オープン

 
そこで徳島市では「メルカリShops」の仕組みを活用し、自治体不用物品の売却を行うことにより、市役所自身がリユース活動に取り組むこととしました。
なお、自治体がまだ使える備品を「メルカリShops」上で販売する取組は、全国8例目、中四国エリアでは初の事例です(令和5年2月15日時点)。
 

循環型社会の実現に向けて

 
循環型社会の実現に向けて、市民の皆さんにとってリユースがもっと身近なものとなり、手軽に取り組める生活の一部として根付いていくよう、徳島市では「メルカリShops」などを活用したリユース活動の取組を進めていきます。

食品ロス削減に向けた「てまえどり」キャンペーン

深刻な食品ロスの問題

 
まだ食べられるのに、捨てられてしまう食べ物のことを「食品ロス」といいます。
食品ロスが発生する理由は食べ残しや売れ残りなどさまざまですが、地球全体では年間13億トン、日本でも約612万トンが廃棄されています。
この612万トンという量は東京ドーム約5杯分、国民一人当たりに換算すると毎日お茶碗1杯分に相当し、それだけの食料を捨てていることになります。
食品ロスはSDGsでも大きく取り上げられており、ターゲット「12-3」として、2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(1人当たりの量)を半分に減らすことが掲げられています。
消費者庁が平成29年に徳島県内で実施した実証事業の結果では、まだ食べられるのに捨てた理由として、①食べ残し57%、②傷んでいた23%、③期限切れ11%(賞味期限切れ6%、消費期限切れ5%)の順で多いことが分かっています。
企業やお店だけでなく、私たち一人ひとりが日常生活の中で食品ロス削減に取り組むことがとても大切です。
 

すぐにたべるなら「てまえどり」

 
こうした食品ロスを削減するため、小売店舗が生活者に対して、商品棚の手前にある商品を選ぶ「てまえどり」を呼びかける取り組みが、2021年6月からスタートしました。
農林水産省が主導し、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁、環境省と連携して推進しています。
また、2022年の流行語大賞でトップ10にランクインするなど、その取組の輪が広がってきています。
 

「てまえどり」キャンペーンを展開

 
徳島市では、2022年7月より消費者庁や徳島県と連携し、本市独自の「てまえどり」キャンペーンを展開しています。
包括連携協定を締結しているセブン-イレブン・ジャパンや生活協同組合とくしま生協、イオンと連携し、消費者の皆さんに「てまえどり」を呼び掛けるPOPを設置しています。
 

消費者のためにもなる「てまえどり」

 
「てまえどり」については、店舗の過剰仕入れこそが問題であり、消費者にその責任を転嫁すべきではないという意見もあります。
確かに店舗側が販売機会の損失を恐れ、過剰に仕入れを行ってしまっているという実態はあるかもしれませんが、そのおかげで私たち消費者がいつでも商品を手にすることができていることも事実です。
また、廃棄ロスの増加や販売機会の損失などにより店舗側の売り上げが下がれば、最終的には価格転嫁という形で私たち消費者に影響が出ることも考えられます。
つまり「てまえどり」は、決して店舗側のためだけに行う行動ではなく、最終的には私たち消費者がいつでも最適な価格で、品切れを気にすることなく商品を買えるようにするためにしている行動でもあるのです。
 

一人一人の行動が未来を変える

 
「てまえどり」は、誰もが日常生活の中で取り組めるSDGs活動です。
食品ロスを減らすため、あなたも今日から「てまえどり」をはじめてみませんか!

支える阿呆プロジェクト@阿波おどり

きれいな街は 人の心もきれいにする

 
green birdは、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生した原宿表参道発のプロジェクトです。
プロジェクトが開始した2002年はまちなかや電車でタバコが吸える時代であり、当たり前のようにポイ捨てされるなど、街にゴミが溢れかえっていました。
そんな状況をなんとかしたいと集まった当時20代後半から30代前半の若者たちが、「これじゃいけない。生まれ育った街のゴミは自分達で拾わなくては。」と、最初は義務感からゴミ拾いをしたのが事の始まりだそうです。
 

徳島でも根付くゴミ拾い活動

 
開始から20年以上経過した今では、国内のみならず世界中に活動の輪が広がり、60チーム以上がプロジェクトに参加しています。
実は私たちが住む徳島市にも、このプロジェクトに参画し、ごみ拾いを行っている人々がいるのをご存じですか?
「たのしみながらまち歩き、たのしみながらまちのおそうじ」をチームコンセプトに、2013年7月から活動を開始している「グリーンバード徳島チーム」です。
 

踊る阿呆に見る阿呆 そして支える阿呆

 
そんなグリーンバード徳島チームが取り組んでいる活動の一つが、徳島が世界に誇る夏のイベント「阿波おどり」会場で行っている「支える阿呆プロジェクト」です。
阿波おどりと言えば、「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」というお囃子がありますが、実は目に見えないところでたくさんの人たちに支えられ、開催されているお祭りでもあります。
「支える阿呆プロジェクト」は、「見る阿呆」でも「踊る阿呆」でもなく、阿波おどりの運営を支える側として協力したいと集まった学生ボランティアによる取組みで、2013年からスタートしました。
演舞場周辺や路上にゴミが散乱している状態を解決しようと、地元の大学生や高校生が中心となりチームを結成し、エコブース(ゴミの収集分別啓発ブース)の開設や阿波おどり期間中の街中清掃に励んでいます。
 

阿波おどりで出される大量のゴミ

 
徳島が世界に誇る「本場とくしまの阿波おどり」。
毎年100万人を超える多くの人出でにぎわう一大イベントで、お盆の4日間は徳島市の中心部は熱気とぞめきの渦に巻き込まれます。
しかしながら、街がにぎわう一方で、毎年開催後には大量のごみが排出されています。
こうしたごみは街の美観を損なうだけでなく、処分費が祭りの運営を圧迫するほか、飛散したプラスチックごみが海洋汚染の原因となるなど、様々な問題につながります。
 

阿波おどりを全国のお祭りのモデルに!

 
阿波おどりは、未来に受け継ぐべき徳島の伝統文化であり「宝」です。
しかしながら、阿波おどりを持続可能な祭りとするためには、踊る阿呆と見る阿呆だけではなく、祭りを支える人々の存在が必要不可欠です。
こうした活動の輪が広がり、阿波おどりがごみの出ない持続可能なお祭りのモデルとして、全国に広がっていくことを期待しています。
 

 

徳島市×駅メモ!&アワメモ!コラボデジタルスタンプラリー

「駅メモ!」シリーズ

 
「駅メモ!」シリーズは、モバイルゲーム事業やブロックチェーン事業を手掛けるモバイルファクトリーが開発・運営するモバイルゲームです。
このゲームは、スマートフォンのGPS機能を用い、全国の駅を実際に巡って集めていくことを目的とする位置ゲームです。
旅のお供として、ゲーム内に「でんこ」と呼ばれるキャラクターが登場し、ユーザーと一緒に旅の思い出を作るお手伝いをします。
 

位置情報ゲームで地域を活性化

 
同社では様々な地域とのコラボイベントを企画しており、鉄道駅のみならず、その周辺エリアへの人の流れを生み出しています。
企業にとってはゲームユーザーの拡大に、地域にとってはゲームを通じた交流人口・関係人口の拡大につながるため、これまでコラボした地域は実に30箇所以上にのぼります。
 

人流が減少している徳島市のまちなか

 
徳島市では、高速道路の延伸による県外への顧客流出や郊外型大規模店舗の相次ぐ立地、インターネット通販の普及などにより、中心市街地に立地していた多くの商業施設や娯楽施設が撤退を余儀なくされています。
また、2020年から始まったコロナ禍がそれに拍車をかけ、観光客や夜の飲み屋街の人出も減少するなど、中心市街地の活性化が大きな課題となっています。
こうした課題を解決するため、徳島市では同社と連携し、「駅メモ!」シリーズとのコラボデジタルスタンプラリーを実施することとしました。
徳島市内の鉄道駅はもとより、徳島市の中心市街地に立地する観光施設などにもGPSスポットを設定し、「駅メモ!」シリーズのゲームユーザーに徳島市を巡り、楽しんでもらえる機会を提供しています。
 

「徳島ると」と巡る!阿波おどり発祥の地(※終了しました)

 

【開催期間】
2022年8月11日(木)~2023年3月12日(日)
【対象駅】
吉成、佐古、蔵本、鮎喰、府中(徳島)、徳島、阿波富田、二軒屋、文化の森、地蔵橋
【対象スポット】
徳島市広域観光案内ステーション、徳島中央公園(保存SL車両)、ひょうたん島クルーズ新町川水際公園ボートハウス前(両国橋北詰め)、眉山ロープウェイ山麓駅(阿波おどり会館)、眉山ロープウェイ山頂駅
 

わくわくアンバサダー「徳島ると」

 
旅のお供として欠かすことのできない「でんこ」についても、徳島市オリジナルキャラクターが誕生しました。
その名も「徳島ると」。お祭り大好きで元気いっぱいの「でんこ」です。
この「徳島ると」が“徳島市わくわくアンバサダー”に就任し、ゲームの世界から徳島市を一緒に盛り上げてくれています。
 

ゲームから広がった連携の輪

 
さらに、この企画を通して新たな連携の輪も広がっています。
「徳島ると」が手に持っている箱は、徳島の伝統工芸品で「遊山箱」と言います。
春の宴に用いた木製のお弁当箱で、かつては子どもたちが、この遊山箱にご馳走を詰めて遊びに行ったそうです。
「徳島ると」が遊山箱を持っていることに感動し、自分も協力したいと申し出をしてくれたのが、徳島市内で遊山箱を製造されている「漆器蔵 いちかわ」さんです。
ゲームの中でデザインされた遊山箱が、この徳島の地で実物として登場しました。
ゲームユーザーの皆さんはもとより、それ以外の方もぜひ「遊山箱」を手にしてみてください。
 

関係人口の創出に向けて

 
これからの地方創生は、行政が観光PRを行うのみで成し遂げられるものではありません。
これまでとは違う切り口で全国の人たちとの関わりを広げていくことや、企画を通じて新たな連携の輪を生んでいくことが、交流人口や関係人口を増やしていくことにつながっていくと思っています。
 

Co×Lab Tokushimaを開設しました

徳島市では、民間事業者との連携を推進するため、令和3年4月から「徳島市SDGs公民連携プラットフォーム」を徳島市公式ホームページ内に開設しています。
 
また、令和4年5月には国から「SDGs未来都市」に選定され、“ダイバーシティ”と“パートナーシップ”を本市におけるSDGs推進の柱として掲げました。
 
SDGs未来都市として公民連携の取組をさらに進めるため、この度、SDGs公民連携プラットフォームを全面リニューアルし、「Co×Lab Tokushima」としてオープンしました。
 
以前のプラットフォームでは、本市がどの民間事業者と連携するかは示していましたが、SDGsの達成に向けて具体的にどのような課題を市と民間事業者が共有し、連携による取組を進めているのかが必ずしも明確ではなかったため、新たなプラットフォームではプロジェクトベースの情報発信を強化しています。
 

なお、本プラットフォーム内では公民連携に当たっての本市の基本的な方針なども示していますが、「行政と民間事業者は対等なパートナーである」という認識を持つことが何よりも大切だと考えています。
 
その上で、本市が抱える地域課題を市と民間事業者が共有し、互いにメリットがある形で公民連携プロジェクトを生み出していく必要があります。
 
“Co”には「共同の、共通の、相互の」などの意味があり、行政と民間事業者が対等な立場であることを表しています。
 
“Lab”には「研究室、実験室」などの意味があり、徳島を舞台に新たな事業へチャレンジする意思を示しています。
 
“SDGs未来都市・徳島市”は、本プラットフォームを通じて、パートナーシップによる持続可能なまちづくりを積極的に推進します。
 

Contact-連携相談-
こちらのボタンから、徳島市との連携をご相談・ご提案いただくフォームへ進めます。
ぜひたくさんの事業者の方に興味を持っていただきたいと思っています。ご連絡お待ちしています。

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